東京都にある不登校・引きこもり対応が可能なフリースクール情報です。
エリア:東京都 |
日本の首都東京に住んでいる人口は1,352万人。千葉や神奈川などから毎日291万人が通勤・通学し、東京の日中人口は1,590万人を超えます。このような大都市東京での教育や子育てに関するデータを見てみましょう。
東京都の小学校数:1273校(公立のみ)
東京都の中学校数:610校(公立のみ)
東京都の高校数:186校(公立のみ)
(平成30年時点)
全国的な少子化もあり東京都でも学校の廃校が新設を上回り学校数は減っていますが、児童数は増加傾向にあります。
東京都の児童人数(小学生):580,786人(公立のみ)
東京都の生徒人数(中学生):223,216人(公立のみ)
東京都の生徒人数(高校生):135,741人(公立のみ/通信制高校を除く)
(平成30年時点)
東京都の不登校生徒は増えている
東京都の小中学生のうち不登校の生徒数は、小学校で3,226人、中学校で8,762人(平成29年度 東京都教育委員会より)となっています。前年度より小学生で282人の増加。中学生で320人の増加となっています。高校に目を向けると、全日制・定時制高校の不登校生徒は東京都で5,832人。高校の中途退学者(他校への転入含む)は1年間で2,318人となっています。全国的に不登校生徒は増えており「中学生の10人に1人が学校に行きたくない(記事)」でも示した通り、東京でも不登校や引きこもりが他人事ではない事が分かります。
特別支援学級のデータで見る東京の教育環境
特別支援教育の対象となる児童生徒は、近年、知的障害を中心に全国的に増加傾向にあります。みんなと同じように普通の小中学校に通うのですが、学校の集団授業についていけないなど、学習面や行動面で困難を示す子供が増えているのです。東京都の場合、平成30年には6839人が特別支援学級に所属し、その内93%である6310人が知的障害と分類されています。平成25年当時は5349人が特別支援教育を受けていましたが、平成30年には約1.3倍増加しています。(関連記事:「子どもの発達特性が分かる発達検査を前向きにとらえよう」)
しかし東京都の小学校1273校の内、特別支援学級の設置校は423校しかありません。同じ関東でも茨城県は設置率94%であるのに対して、東京都は設置率33%と関東で最も低い状況が続いています。待機児童問題と同じく、教員不足や東京一極集中問題など、教育や子育ての行政サービスを見ると課題が多い事が分かります。
東京都の特別支援学級のある学校
小学校:423校/1273校(設置率33%)
中学校:310校/610校(設置率50%)
千葉県の特別支援学級のある学校
小学校:678校/803校(設置率84%)
中学校:316校/402校(設置率78%)
茨城県の特別支援学級のある学校
小学校:451校/480校(設置率94%)
中学校:206校/210校(設置率98%)
※平成30年度 東京都教育委員会/千葉県教育委員会/茨城県教育委員会より
三世代同居率が最も低い東京
東京都の三世代同居率は人口100人あたり4.16人(平成27年国勢調査より)と日本で最も同居率が低いのが現況です。母子家庭や父子家庭のひとり親世帯は東京都の世帯数の約1%にあたる67,059世帯と増加傾向にあります。
三世代同居の最大のメリットは、子育てにおける家族の支援です。特に子供が不登校や引きこもりになった時に、学校や行政の支援は限定的です。ただでさえ東京でも共働き世帯が6割を超え増加しており、学校に行かずに不登校の子供が自宅で一人だけで過ごす事も多くなってしまいます。祖母や祖父と暮らさない母子家庭や父子家庭の場合は尚更不登校の子供が日中一人で過ごす事になるでしょう。こうなると、不登校や引きこもりの子供がゲームやSNSなどに依存してしまう傾向が強くなります。
東京の子育て環境
このように、行政サービスを見てみると東京都は子育てや教育には適していないように見えますが、民間の教育機関、子育て支援機関が多いのも東京の特徴です。学習塾やパソコン教室の他、フリースクールのような不登校支援機関からこども食堂まで多種多様な子育て支援の民間サービスが充実しているのも事実です。
東京で不登校・引きこもりを相談
不登校や引きこもりは、子供自身が自信を失っている状況に変わりありません。家族や地域の人との会話(コミュニケーション)も大切です。勿論、学びの場が多い東京や、少し離れた千葉や茨城などに足を運び自然などを通じた体験を積極的に子供に与える事も重要です。その中で、フリースクールも一つの選択肢です。東京都には下記のフリースクールがあります。保護者が一人で悩んでいても何の解決にもなりません。気になったフリースクールがあれば問い合わせしてみるだけでも良いでしょう。
ココロスイッチでは無料のメール相談も行っています。子供本人から保護者の方まで、それぞれの悩みの相談があります。もし、仕事が忙しく行政機関に相談に行く時間が無かったり、フリースクールに相談するのもハードルが高いと感じているなら、ボランティアスタッフが運営するココロスイッチの無料のメール相談をお気軽にご利用下さい。
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