不登校経験談

イジメやイジメから助けようとしない学校から逃げて不登校になりました

不登校・ひきこもり経験談

私が通っていた中学校は荒れている中学校として有名でした。
住んでいる地域の治安が悪いというわけではありませんでしたが
なぜか中学校は大荒れでした。

同級生にも不良がいて、その生徒達が悪さをするだけではなく
中学校OBの不良の先輩が原動機付自転車で中学校の敷地を走り回ったり
窓ガラスが何枚も割られたりするような事件が相次いだこともありますし
教室の窓ガラスが割られると言うような事件も度々起きており
ヤバイ中学校のイメージが根付いていました。

今思うと、ガラスを割ったり、原付で校庭を走り回るなんて
ドラマや映画に出てくる不良そのままですよね。

それだけ荒れている中学校ですから、同級生によるイジメも横行しており
私自信も幾度となくその被害にあいました。

移動教室の時間の間に、不良の同級生に掃除用具入れのロッカーの中に
閉じ込められてそのままロッカーごと倒された事もあります。

トレイに入っている時に、上から覗かれたりするのは当たり前で
酷い時は、ホースで水をかけられたりするような事もありました。

担任の先生に相談しても、
警察に厄介になった不良の件で頭を抱えており
それ所ではないと言うような状況で
相談を簡単に受けるような事はありませんでした。

イジメは放置、先生に相談しても、生徒と向きあってくれない…。
こんな状況ですから、早く中学校を卒業して
高校に進学したいという思いで毎日中学校に通学していました。

今でも覚えている一番嫌だったイジメは
ナンパしてこないと殴ると数人から脅されて、隣の中学校の校門で
ナンパを強制的にやらされた事です。

どうしてもやりたくなくて逃げ出した時もありますが、数人が追いかけてきて
そこから囲まれて、胸ぐらをつかまれたりした経験もあります。

大人になって思い返しても、許せない思いでいっぱいです。
この不良どもは、相手が困る事を強制的にやらせて
笑いのネタにしているだけなんです。本当に人間のクズだと思います。

こんな状況の中で、学校に行きたいと思う人なんかいませんよね?
私は、どうしても中学校に行きたくないと言う状態になりました。
ずっと我慢していましたが、耐えきれなくなって不登校を選んだんです。

不登校になったとたん、担任の先生が急に親身になり家庭訪問をしてくるようになりました。
相談しても担任は聞いてくれなかったという思いがあり、今更遅いとさえ思っていました。

しかし、担任の先生は、4月のクラス替えで配慮する事や
どうしても学校に行きたくないなら、他中学校への転校も学校として考えるなど
具体的に話を進めてくれたんです。

自分の中で、ようやく光が見えてきたような感じでした。
イジメに立ち向かう勇気なんか私にはありませんが、
イジメや嫌がらせが無くなるなら、学校に行かない理由は無いと思い
学校に行くことに決めました。

そこから、極力何かあれば担任の先生に相談するような形にして
イジメをしてくる生徒から遠ざけてくれるような配慮もしてれるようになりました。

私が不登校になった時に、先生が何も手をうってくれなければ
私は中学の終わりまでずっと不登校だったと思います。
高校への進学もどうなっていたのかわかりません。

自分自身の甘えなどが原因なら、自分を変える事で解決できますが
他人から受けるイジメや嫌がらせは、自分自身で変える事はできません。
そのストレスから解放される為には、環境を変えるしか方法はありません。

でも、一度不登校になれば、そこから変わってくれる人達がいるのではと思います。
他人まかせという意味ではなくて、必ず助けてくれる人が周囲に現れると思うのです。

周囲に相談しても解決しないような事が原因で、学校に行くのが嫌になったら
不登校になっても良いのではないでしょうか?私は自分自身の経験からそう思います。

周りに協力してくれる人が誰もいない場合は
あえて不登校になって自らSOSを発信することで
向き合ってくれる方々が出てきてくれる事を待ちましょう。
助けてくれる人は必ずいます。

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