不登校経験談

クラスの仲良しグループから無視され不登校に。外の世界を知り立ち直りました。

不登校・ひきこもり経験談

現在31歳(男性)の平凡な会社員ですが
これまでの人生で一番過酷だった時期は?と聞かれれば、間違いなく中学校2年と答えます。
この時期は、多感な年ごろということもあり、悩むことが本当に多かったです。

中学2年生の時に不登校を経験したことがあります。
理由は、クラスの友達との関係性がこじれてしまったから。
僕が仲良くしていたグループは、いつも5,6人で、一緒にいたのですが、ちょっとしたことが理由で、そのうちの1人の友人とケンカをしてしまいお互いに話もせず避けるようになりました。

そして、残りの全員がその友人の側についてしまったのです。僕は村八分状態になりました。こうなると、学校での居場所がありません。

特に厄介なのが休み時間。
今までなら、昼休みはもちろんの事、授業の合間のわずか10分の休み時間でも一緒に過ごしていましたからね。
ある日突然、その時間・環境を奪われると、どうしていいかが分かりません。一人になってしまう休み時間が来るのが怖くなりました。

さらに厄介なのが、僕以外の5人がかたまっていると、まるで自分が何か悪口を言われているような気になってしまうんです。実際に悪口を言っていたかどうかは分かりませんが…。
でも、にやにやしながら、こちらの方を向いて話をしているとね・・。どうしてもそんな風にネガティブシンキングになってしまいがちです。

そんな日が続いた結果、中学校に行くのがすごくストレスになりまして、不登校になってしまったのでした。

ただその時は、すでに2月でしたからね。
あと、1か月少々乗り切れば、3年のクラス替えとなり晴れて彼らと同じ環境で過ごさなくてもよくなります。

結局、それから中学3年生に上がるまで一度も登校することはありませんでした。
この間、僕を支えてくれたのは、小学生のころに所属していたサッカークラブです。

学校に行っていないため、何もすることが無いわけですが、家に居ても暇なので週に2、3日、そのクラブに顔を出すようにしていました。
小学生からすると、中学生の僕は、かなり頼れる存在のようで、いろんな相談を受けました。
コーチはコーチで、僕が来てくれることで、選手のモチベーションが上がるので、歓迎してくれていました。

ここでの活動が、ネガティブシンキングに陥っていた僕の心を開いてくれたような気がします。
積極的に他の人とかかわることで、自分らしさを取り戻しましたし、何も世界は中学校だけではないということにも気づきました。

自分の居場所があると、ものすごい、なんというか心強い気持ちになれるんですよね。
学校で起きた一連の出来事も、とてもちっぽけな事のように思えてきたんです。

不登校になる子と言うのは、僕もそうでしたが視野がものすごく狭くなってしまいがちです。
僕のように、世界が中学校だけだと思い込んでいるんですよね。

なので、それを取っ払うためには、中学校以外の場で、何かしらの活動をすべきだと思います。
そうすれば、世界が広がりますし、中学校で起きた出来事も、取るに足らない、とてもちっぽけな事のように思えてきます。

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