コラム

不登校・引きこもりには家以外の居場所探しが必要

不登校・引きこもりには家以外の居場所探しが必要

不登校や、不登校が原因による引きこもりを長期化させない為には、家以外の「居場所」が大切です。親も子も不登校や引きこもりに慣れてしまい、それが日常になるとなかなか引きこもり状態から抜け出せません。

不登校や引きこもりの原因探し

不登校や引きこもりになると、親は原因を探し出そうとします。

なぜ不登校になったのか?
学校に行きたくない理由は何なのか?
いじめを受けているのか?
先生が悪いのか?

明確な原因が分からなかったり、子供が言わないケースも多いと思います。原因が分からない事に親は焦り、不登校の原因を別の角度で探し出します。

不登校や引きこもりになると子供の悪い所を探し出す親

不登校になった時に

「うちの子はこだわりが強いから」とか
「わがままだから」とか
「友達付き合いが苦手だから」とか
「がめんできないから」とか

このように、子供の悪い所を探し出していませんか?そして、その事を子供にしつこく言っていたりしませんか?

不登校・引きこもりで部屋から出ない子供を心配する親

子供を理解し上手に付き合う方法はこちら

ここまでくると、不登校の原因を知りたい。知らないと解決できない。と勝手に思っている親の自己満足でしかありません。

特に、不登校や引きこもりが長期化した場合は、そこから抜け出せない気持ちに子供自身が悩んでおり「最初の不登校の原因はどうでもよい事」になっていると思います。また、明確な不登校の理由が無い事だってあります。

不登校や引きこもりが長期化する前に行動を

不登校や引きこもりになる原因は様々ですが、直接の原因探しに力を入れるのではなくて子供が気持ちよく学校に登校できる方法や、引きこもりから脱却できる方法を探しましょう。親が焦らない事、急がない事、時には時間が必要な事があるのです。

母親一人で解決しようとしない事

不登校や引きこもりは普通じゃない。とかレールから外れているとか思っていませんか?もしも、そのように思っているなら間違いです。不登校や引きこもりは、「ただ回り道しているだけ」と前向きに考えてください。回り道しているだけなので、少し遠いかもしれませんが家族が一緒に歩けば、時間もかからないし、元の道にも繋がります。

そして、母親一人で悩まないように、自己流で解決しないようにしてください。不登校や引きこもりが長期化すると、解決できない事に親もストレスを抱え、子供に八つ当たりする事もあるでしょう。それでは、唯一の居場所である家さえも子供にとって居心地の悪い場所になってしまいます

フリースクールに相談したり、カウンセリングを受けてみる

ココロスイッチでも毎月各地域で無料の相談会を実施していますが、家の近くにフリースクールやカウンセリングを受けられる場所があれば、親がまず相談に行ってみましょう。

不登校・ひきこもりの相談会日程はこちら
近くのフリースクールを探してみる

家以外の居場所が気持ちの変化につながる

もし、フリースクールや適応指導教室などに週1日でも行く事ができれば、そこでの活動が子供の気持ちに変化を与えるキッカケになります。親に話したくない事も、相談員には話すかもしれない。気の合う友達ができて、少しずつ回復するかもしれない。家庭以外の居場所がある事で「一人じゃない」という気持ちが芽生え少しずつ不登校・引きこもりの状態から回復できる可能性があります。

親が自分自身の子育てを見直す

不登校や引きこもりになると、子供と過ごす時間が多くなる事でしょう。この機会を利用し、子供をよく観察しましょう。そして子育ての方法を見直します。親がまずカウンセリングを受け、自身の子育てを見直す事が不登校・引きこもり解決の近道です。もしかしたら、不登校や引きこもりになった一番の原因が親自身だった、なんて事もあるからです。

ココロスイッチでは、各地(千葉市蘇我大田区蒲田新宿区大久保など)で不登校や引きこもりの相談会を毎月開催しています。参加費は無料ですので、不登校の相談、引きこもりの相談、フリースクールの選び方や、通信制高校への進学相談、子育ての悩みなど不登校や引きこもりの子を持つ保護者の方はぜひご参加下さい。