不登校経験談

中学3年間の不登校から高校に進学。時間の経過が不登校を治す

不登校・ひきこもり経験談

私の子供は、中学1年から不登校になりました。今はもう高校生ですが、高校からは学校に行けるようになりました。どうして高校から学校に行けたかというと、結果的には私や学校など大人のしたことはあまり関係なく、高校に行けるようになりました。

少なくとも私の子供ケースでは、時間や高校に上がるというきっかけだけが子供を変えたのだと思います。

当時のことを振り返って親である私自身の反省をしてみると、以下の通りになります。

子供は、小学校では普通に通っていました。
当時の私はまさか子供が不登校になるとは思いもしませんでした。
中学校に上がると、ある時から朝早く起きられなくなり、不登校になりました。

はじめは無理やり学校に行かせようとしましたが、無駄でした。
学校に相談しても、担任の先生からみて友達と距離を置くような状況は認識しているようでしたが、何か具体的なイジメがあるわけでもなく、状況を見守るとの事でした。

私は、学校の体制を疑いはじめました。先生がちゃんと子供たちを見守る事ができていないのではないか?先生の数は減っていないか?私の子供をしっかりと見ているのか?私自身が、子どもの不登校を学校に責任転換していたのだと思います。

私は、学校に対して、先生の数を増やしてほしいとか、協働体制を作ってほしいとか、色々働きかけていました。勿論、そんな事言ってもすぐに先生の数が増える事なんてないと分かってはいても、私自身居ても立っても居られない状態でした。その後、校長が代わったあとは、要望した不登校用の教室が出来たので、それはそれで良かったのかなと思っています。

子供はというと、大人が学校に行くように促しても学校に戻る気配は全く出てきませんでした。結局、私たちは万策尽きて、成り行きに任せるようにしました。

実際に不登校になってから、短期間で学校に戻れる子供もいるらしいのですが、学校に行きたくない子供に、もっと強めに学校に行くように促しても状況は悪化すると考えました。

その後子供は、昼夜逆転してしまい、深夜にテレビゲームをしたり、学校に行くように話をすると部屋の壁に穴を開けたりという生活が続きました。

ますます将来が心配になりましたが、そのまま見守ることにしました。結果的には、この「見守る作戦」については、良かった点になりました。

成り行きに任せたまま、子供は中学3年となりました。すると、ゲームに飽きたのか、受験が気になりだしたのか、急に勉強をするようになりました。勉強は、やればやるほど成績が伸びるので1年間続き、私立高校に合格しました。ただし、中学校には行っていないので、不登校の期間は3年間ということになります。

高校については、入学できたものの学校に通い続けられるのか心配でした。しかし、上位校なので他人に干渉することが無いのが良かったのか、今のところ通学できています。

不登校になった時は、私もかなり焦りました。学校が悪いんじゃないか?どうすれば解決できるのか?でも、学校に行くように言えば言うほど、子供との間の溝が広がるように感じました。私の子供の場合は、時間が解決したのですが、これが全ての不登校に当てはまるかは分かりません。

とにかく、子供は今高校に通っています。

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