僕は小学校も中学校もサボり気味で
中学二・三年の時は学校出席率が理由で
公立の普通の高校を受験をすることが出来ませんでした。
(いわゆる内申点がもらえなかったのかな?)
サボり気味と書きましたが、何も考えずにサボっていたわけではなくて
不登校になった理由はあります。
不登校の一番のきっかけは転校です。
親がマンションを購入した事がきっかけで転校する事になったのですが
転校先の小学校は新興住宅地と、昔からある団地が一緒になった学区でした。
差別や偏見と思われる方もいらっしゃると思いますが
今思うと、他の市町村から持ち家購入の為に引っ越しをしてきた人達と
市営住宅に住む低所得者が住む団地が同じ学区だったのが
僕が不登校になるそもそもの原因だと思っています。
そこで僕は前者の所に住んでいたので
物を盗られたりボコボコに殴られたりしていました。
きっと、僕の事が気に入らなかったんだと思います。
学校の先生に相談したりしましたが
先生も面倒なのかわかりませんが
一ミリも動くことはありませんでした。
僕は学校に行くのが本当にくだらないと思いはじめ
あんなレベルの低い人間達と一緒の学校には行きたくないと思いはじめたんです。
(結局は僕自身も、いじめる子達を見下していたんだと思います。)
それから学校を休むようになりました。
不登校のはじまりです。
学校に行かなった間は、家で勉強をしたり
気分を変えるために、当時ハマってたカードショップに行って
ショップにいるお客さんと雑談をしたりしていました。
本格的に学校に行っていなかった2年ぐらいの間の事を
今振り返っても、学校に行く必要はなかったと思っています。
不登校が終わるきっかけは高校入学でした。
小中の学区から離れ、知り合いがいない高校を選び進学しました。
僕自身、もともと人と話すのは苦手ではなく
色々な所で色んな人と話す機会が多かったので
特に問題なく高校に溶け込むと事ができました。
高校生活は楽しく自然と不登校から抜け出すことが出来たと思っています。
今は映像制作の仕事をやっています。
なぜ映像の道に進んだかというと学校をサボっていた中学時代に
暇つぶしで、よくパソコンで映像を作っていたんです。
それが今の仕事につながっています。
小・中学校に通う理由として義務教育であるという前提はありますが
学校は勉強の他にも集団生活をしながら社会協調性を学ぶ場所だと言われています。
私の経験上、それは最悪別の場所でも学ぶことが出来ます。
心が全く通わない者同士が同じクラスにいても、それぞれがあまり接点を持たずに
学校生活を送れるなら僕も不登校にはならなかったと思います。
僕に対する暴力や盗みなどの実被害あったから自分も守るために不登校なったんです。
何らかの実被害を感じたら、ためらう事なく学校を休んでいいのではないでしょうか?
僕はそうしました。
学校に行っていない間は、時間が有り余りますが
他の子が学校に行っている間に、自分は別の努力をする事が大切だと思うんです。
「それが自分のアイデンティティだ!」と誇れるようになれれば最高です。
僕はその後、英語圏に留学したのですが
そこで改めて感じた事がありました。
英語でも、日本語でも
外国人でも、日本人でも
人と会話している時に、「本当に楽しい」と思える時って
会話に参加している全員が共通の話題で盛り上がっている時だと思います。
そういう意味では
色々なものに興味を持って、知識を深めると
いろんな人に興味を持つようになるのではないでしょうか?
そうなると、他の子も自分に興味を持ってくれると思います。
同じ価値観を持つ友達ができると学校生活は楽しくなるのかもしれません。
僕の場合、中学校ではかないませんでしたが、高校ではそれがかないました。
ただ高校生の場合、義務教育の小中学校と違い
高校で不登校になってしまうと卒業できません。
それでも今は、全日制の高校のように留年が無い
単位制の通信制高校も増えていますよね。
中学校卒業後の進路選択の幅は僕の時代より多いと思います。
どちらにしても
学校に行っていない時間が増えるという事は
大学受験の時期が伸びる可能性もあって、焦りを感じる事があるかもしれません。
高校卒業か高卒認定試験に合格しないと大学を受験する権利さえありませんからね。
だから、高校の選択はしっかり考えるべきだと思います。
僕は、1年大学入学が遅れると1000万円ほど生涯収入が減ると言われました。
そう言われると焦りますよね。
でも僕にとって不登校の期間は必要なものだったと思っています。
もし今、学校に行きたくないと思っている人が、これを読んでいるなら
早めに学校にいけない理由を親御さんに相談してください。
転校やフリースクールや
今はいろんな選択肢がありますからね。
高校に行かなくても
大学を受験する資格を得られる
高卒認定試験もあります。
色んな可能性があるので
学校に行きたくないと思ったり不登校になったら
まずは、誰かに相談する事からはじめる事をお勧めします。
ココロスイッチでは、各地(千葉市蘇我、大田区蒲田、新宿区大久保など)で不登校や引きこもりの相談会を毎月開催しています。参加費は無料ですので、不登校の相談、引きこもりの相談、フリースクールの選び方や、通信制高校への進学相談、子育ての悩みなど不登校や引きこもりの子を持つ保護者の方はぜひご参加下さい。