不登校経験談

こんな私でも生きてます

不登校・ひきこもり経験談

現在25歳、恥ずかしながら無職の女です。

なぜ今無職かというと、過去に不登校・ひきこもりを経験していて
人と接するのが苦手ですべて合わせると15年ほど社会と接することから遠ざかっています。

きっかけは、小学校3年のときに忘れ物をしただけなのに、担任に怒られたからです。
「明日持ってきて」それで済む話なのに説教をされました。
3年生に進級して新しい担任だったので、「何なのこの先生」と不信感を抱いてしまって
それから学校に行くのが嫌になりました。

でも何回か母と一緒に午前中だけ保健室登校をしたりしていましたが
教室には行かないまま4年生に進級することになりました。

小学4年生になり担任が変わってからは、また学校に行くようになりましたが
今度は同級生からのいじめを受けました。
無視が主で、楽しそうに話をしているところに近寄って行くと
走ってどこかへ行ってしまうことが多々あり、再び不登校になりました。

5年生のときは、毎日登校したり休んだりの繰り返しをしていて
6年になり「小学校最後だから頑張って行こう」と決めました。

新たに気に入らない先生がいて過去を思い出して不登校になりました。
6年生のときは、文化祭と卒業間近の3月それも午前中だけ登校した記憶があります。
卒業式はなんとかリハーサルから参加できました。

中学に入学し、気持ちも切り替えて不登校脱出と意気込んでいましたが
他校からの同級生とどう接していいか分からなかったり
環境の変化についていけずまた不登校になってしまいました。

中学は2~3日しか教室には通いませんでした。
月1くらいで保健室登校をしていましたが休み時間になると
生徒の賑やかな声がして逃げたくなるので、すぐ帰ったりしていました。

中学校は卒業式も出ずに家の玄関で校長先生から卒業証書をもらいました。

通信制の高校に進学したのですが
こちらも環境の変化に戸惑い入学式しか出席せずに1年で中退しました。

その後はひきこもり生活を送り、苦しい時期を過ごしました。
リストカットをしたり、10代の頃は死ぬことしか考えていませんでした。

ですが20歳を機に精神科に通うようになり
何かあったら先生に話そうと心の支えにもなって
1人で電車に乗って病院に通えるようになったのがきっかけで
自信が少しつき心境の変化がありました。

勇気を出して自動車学校に通い
最初は辛くて帰りは泣いていましたが
卒業間近になると寂しい気持ちになったり
免許を取ったら行きたいところに自由に行けるので
何もかも解放された気持ちなって死にたいと考えることがなくなりました。

仕事の面接も何回か行き、すべて不採用だったのですが
「これも経験」とプラスに考えています。

過去に一度だけ運良く知り合いの仕事の手伝いをして
給料をもらう喜びを経験をしましたが
ここ2年くらい無職の状態です。

過去の辛い出来事は消えないので
未だにトラウマのように残ってなかなか前に進むことが出来ませんが
今年こそ仕事に就こうと働きたいけど働けない人が行くサポステに相談しに行く予定です。

普通の生活になるのはものすごいエネルギーを使って最初は疲れます。
でも自立したいという気持ちを忘れることなく過ごしていれば
いつか良いタイミングが訪れると思います。

ひきこもりの人は外の空気を吸いに3分だけ外に出てみようとか
慣れてきたら時間を延ばすとか
今は出来ることを少しずつ始めてみてください。

私が不登校のときはまったく勉強をしませんでした。
今では後悔しているのですが
私の場合、勉強出来ないことが学校に行きづらくさせた一因でもあるので
今現在不登校の子は1日1ページでも良いので勉強は家で続けたほうが良いと思います。

そしてこの先も辛いことが待っていると思いますが
楽しいことも必ずたくさんあるので死ぬなんて絶対、絶対、絶対考えないでください。

順風満帆な人生を送っている人なんてきっと一握りです。
一人じゃない事、時がきて自分が動けば周りに必ずサポートしてくれる人が現れると思います。

ココロスイッチでは、各地(千葉市蘇我大田区蒲田新宿区大久保など)で不登校や引きこもりの相談会を毎月開催しています。参加費は無料ですので、不登校の相談、引きこもりの相談、フリースクールの選び方や、通信制高校への進学相談、子育ての悩みなど不登校や引きこもりの子を持つ保護者の方はぜひご参加下さい。