不登校経験談

小学4年の子供が不登校になって感じたことは、家族のコミュニケーションの大切さでした

不登校・ひきこもり経験談

46歳で、パートタイマーとして働いている女性です。

私の子供は小学校4年生の時に不登校になりました。
きっかけは、クラスの友達からのいじめで、話しかけても無視されたり
外見の事で悪口を言われたりするようになったことでした。

最初のうちは、子供同士の日常よくあるささいなケンカや
子供の思い過ごしではないかという気がしていたので
子供には「どんな人でも機嫌がよい時とそうでない時があるから、あまり気にしない方がいいよ。」と
言っていました。

でもその後、一番仲の良い友達だと思っていた子もいじめに加わるようになったと聞いて
そのあたりから子供の様子が変わってきました。
しばらくして、目に見えて子供が精神的に耐えられなくなるレベルになり
学校に行けない、いわゆる不登校の状態になってしまったのです。

不登校の期間中は、極力、子供を1人だけの状態にしないように心がけました。
それは、1人にすると不登校のことばかり考えてしまい、気持ちが益々暗くなってしまうのでは
ないかと思ったからです。せっかくの機会なので、子供とじっくりと触れ合う時間を設けようと私は思いました。

そこで、子供に「わからないところがあったら、勉強を見てあげるから言ってね。」と伝えて
勉強を教えながら、子供が興味や関心を持っていることも聞き、子供ができるだけ明るい気持ちに
なれるように工夫しました。

1ヵ月ぐらい、そのような状態を続けているうちに、子供も学校に行きたいという気持ちが
段々と出てきたようだったので、学校の先生を自宅に招いて、子供と話をしてもらうようにしました。
その後も、学校の先生には何回か子供と話をしてもらい、学校の先生もクラスの人も登校するのを
首を長くして待っていることを伝えてもらいました。

また、学校の先生には、クラスの人に子供がどのような事情で不登校になったのかを
率直に話してもらうようにしました。そうした甲斐があって、不登校から2ヵ月ほどで
何とか登校できるようになりました。

現在は、元気よく通っていて、クラスの人達とも仲良く話ができているようです。
子供が不登校になった時は、どうやったら解決できるのかということばかり気になっていましたが
今から考えると、私と子供とのコミュニケーション不足も原因の一つではないかと思っています。

皆さんに、もし不登校やひきこもりのお子さんがいらっしゃる場合は
お子さんとコミュニケーションをとれる絶好の機会ができたと思って
解決をあまり急がずに、まずは家族でコミュニケーションをとる事から初めてはいかがでしょうか?

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