不登校経験談

高校のクラスに馴染めず体調不良になり、担任にも理解されずに不登校になりました。

不登校・ひきこもり経験談

自分は26歳の会社員です。

不登校になったのは高校の時です。
小学校、中学校時代は、田舎の小規模校だった事もあり、高校に進学した時
大勢のクラスに馴染めなかった事もありますが、追い討ちをかけるように
高校で仲が良かった友達が、急に学校を辞めてしまった事もあります。

高校のクラスの友達が退学した事で、自分だけ取り残されたような感覚になりました。
毎朝お腹が痛くなり、微熱が続き、高校に行っても昼には早退して家に帰ることが
多くなってきました。部活もしていましたが、夏で3年生の先輩たちが引退して
急にやる気がなくなり辞めてしまいました。

その頃から、周りの目に過敏になってしまい、人と会うのが怖いと
思ってしまうようになりました。

次第に体調もすぐれなくなり、少し学校を休みたいと親に相談しました。
不登校の期間は2週間ぐらいです。

親は長くて1週間程度の休みと考えていたようで、1週間ほど不登校が続いた後は
「そろそろ学校に行くように」と毎日言われ、ほぼ強制的に学校に通う事になりました。

「逃げていても何も変わらない」と自分でも思っていたので
強制的にでも行かされたのは自分に合ったやり方だったのかもしれません。

高校2年になり、幼馴染みと同じクラスになったこともあって
クラスにも自然に馴染めるようになって、仲の良い友達もできました。

そんな環境の変化もあり、高校2年からは、前向きに学校に通うことはできたのですが
たまに体調が悪くなったりすることはありました。

ただ、緩い学校だったので保健室で体温を誤魔化して早退したり(汗
体調不良で学校をたまに休んだりしながら高校に通い続けました。

高校に通えなくなった原因は、クラスに馴染めなかったり
友達が退学したりと複数の原因ではありますが、クラスの担任も冷たい人で
体調が悪くなっても、全く理解してくれず凄く怒られたのはよく覚えています。
最終的に不登校を選んだのは、担任の先生がきっかけかもしれません。

やはり大切なのは親の理解だと思います。
ホントにしんどいし、体温が上がり体調も悪くもなるんです。
ズル休みしたくて、不登校を選んでいるわけじゃないんです。
風邪でもないのに熱が出たりお腹を下したりしました。
その時初めて厳しかった父が心配して自分に寄り添ってくれたときはホントに安心しました。

不登校のみなさん。
今は怖いかもしれませんが、その恐怖と向き合うことから逃げていたら
これからの人生たくさんの辛いことがある中で、逃げると言う選択肢を
簡単に選んでしまう事にもなりかねません。

現に自分も、あれ以来自分自身に甘くなってしまう所があります。
なので逃げるなとは言いませんが、逃げる癖をつけないように
少しづつでいいので自分自身と戦って行きましょう。

もちろん、先生やクラスメイトは選べません。自分自身が悪くなくても
嫌な思いをしたり、周りの環境が悪い事だって多いと思います。

そんな時は、保健室登校にしてみたり、色んな人に相談してみたり、
SNSやネットの交流も今では活用できると思います。
自分の人生を豊かにするのは他人ではなく自分自身です。

逃げる(不登校やひきこもりをずーっと続ける)と言う選択が
自分の人生を左右することを覚えておいてほしいと思います。

でも、自分の事を理解してくれる人が周りにいて、様々なサポートを受けても
不登校を解決できない場合は、次のステップを考えましょう。

それは環境を変えるという事だと思います。
大人だって、性格の合わない上司や同僚や、自分にとって悪い環境の会社に
ずっと勤めている人なんていません。今の時代転職は普通です。

学校も1つだけじゃありません。
転校を考えても良いと思います。私は転校は逃げではないと思っています。
不登校を続ける事は、逃げかもしれないけど
学校に行きたいと思うからこそ転校を考えるのですから。

ココロスイッチでは、各地(千葉市蘇我大田区蒲田新宿区大久保など)で不登校や引きこもりの相談会を毎月開催しています。参加費は無料ですので、不登校の相談、引きこもりの相談、フリースクールの選び方や、通信制高校への進学相談、子育ての悩みなど不登校や引きこもりの子を持つ保護者の方はぜひご参加下さい。